• miura561

肩が上がりにくい!

皆さん、こんにちは脳梗塞リハビリステーション山口センター長の三浦です。 スポーツの秋と言うことで、肩が上がらない!上がりにくい!について話していこうと思います。

この時期というわけではないのですが、病院では非常に多い症状ですが、病院にかかっていない方の中にも悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

そんな肩が上がらないという症状の中でも今回は代表的な疾患である「肩関節周囲炎」について紹介していきたいと思います。

肩関節周囲炎というのは、40~50歳代に特に多くみられ、肩の痛みや肩が上がらないという症状を主とする疾患です。四十肩、五十肩という名前は皆様も聞いたことがあるかとは思います。

この四十肩、五十肩というものは起こりやすい年齢にちなんだ俗称で肩関節周囲炎の中の一つに数えられます。

ちなみに四十肩と五十肩は名前の違いがあるだけなので症状は特別変わりません。

さて、この肩関節周囲炎ですがどのような症状が出るのでしょうか。

主な症状は少し難しい言葉で言うと、痛みを伴う関節の運動制限です。 痛みは鈍い痛みであることが多く、特に肩を動かした時に出現したり、夜寝ている時に痛みが出やすい傾向にあります。 炎症の出始めの頃には、何もしていない状態でも強い痛みで肩が動かせないということもあります。

どのような時におこるかの具体例をあげると、このような症状が出てきます。

①髪を梳かしたり、結ったりするのが難しい。

②服を着替えるのに不自由を感じる。

③箸や茶碗を持つと痛みが走る。

④電車等で吊革につかまるのが辛い。

⑤痛みで目を覚ます。

⑥痛みで寝返りを打てない。

⑦寒い日になると痛みが強くなる。

上記にあげたような症状に全てではないにしても思い当たる方は、肩関節周囲炎になっている可能性があります。

この肩関節周囲炎ですが、なぜ起こってしまうのか。 原因は多数ありますが、大まかな原因としては、

①老化による肩周辺の組織の炎症。

②肩に負担がかかる状態での使いすぎによる炎症。

③ケガなどで、肩の筋肉に損傷が起こることによる炎症。

などがあります。

難しい話は割愛しますが、上記のような理由で炎症が起こることにより、痛みを引き起こしたり、動かせなくなったりするのです。

ただし、先ほど挙げた典型的な症状が出ているからといって、全ての人が肩関節周囲炎だというわけではありません。

今回は名前だけの紹介になりますが、変形性肩関節症、頸肩腕症候群など他の整形外科的疾患が原因になっている場合もあります。

他の疾患にはそれぞれ対処法が少しずつ違ってきたりするので、一度病院で検査をし、ご自身の状態を見極める必要があるのです。

この見極めには一般的に医師の診察とレントゲン写真や、MRI、関節造影検査などによって行います。もちろん、当院でもレントゲン写真などをもとに医師が診断をしています。

ここまでで肩関節周囲炎というものがどんな疾患なのか少しは分かってもらえたでしょうか。

どんな疾患か分かったところで、皆さんが一番気になるところであろう対処法、治療法について紹介しようと思います。

まず知ってもらいたいことは、時期によってはやってはいけないこともあるということです。

炎症の出始めの時期には、身体が悪くなっている部分を治そうと頑張っています。

この時期に運動をしたり、温めてしまったりすると血の巡りが良くなりすぎて、身体を治そうとするために出している物質が血液に乗って過剰に集まりすぎてしまうのです。

ではこの時期にはどうするのか。

基本的には安静が第一です。肩に負担のかかる動きは避け、痛みのでにくい態勢をとりましょう。

ここが一番重要なのですが、この時期に病院に受診して炎症を抑える薬や注射などを行うことで、割とすぐ治ってしまうことが多いのです。

残念なことに、病院に来院される患者様は、しばらくすれば治るだろうと放置をして、でも、どうにもならないからということで病院に初めて来られる方がほとんどです。

そうなってしまうと、炎症は治まっていくのですが、今度は肩が固まってしまい、安静と薬などだけでは治らない状態になってしまうのです。

異常を感じた時点ですぐに病院に受診することがいかに重要かということですね。

では、実際に炎症が治まり始める時期に差し掛かってしまってからはどうすればいいのでしょうか。

この時期になると、炎症の出始めの時期とは逆に、患部を温めることが必要になります。

痛み等で動かせなかったことで肩の筋肉は緊張が高くなってしまうことで上手く働かなくなってしまっています。

温めることで筋肉の緊張を緩めることが出来るため、お風呂でしっかり温まったり、肩を冷やさないよう、冷房の傍にずっといないようにしたりなどの対処が必要となります。

また、ご自宅でも痛みの出ない範囲でいいので、運動をしていかなくてはなりません。

関節というものは動かさなければどんどん動きが制限されていくものなのです。

痛みを我慢してまで動かすと、正常ではない動きを誘発してしまいがちなので、また肩に負担がかかり、炎症を再発させてしまうことになりかねません。

正常な動きや、細かい対処法などは病院で教えてもらいましょう。 もちろん、当施設でも対処法、体操、運動などの指導も行っています。

では当施設でのリハビリではどんなことをするのか。 まず、温泉入浴で患部を温めます。

その後で、関節の動きを良くするための運動訓練、再発予防や関節の保護のための筋力訓練、自宅でもできる運動や体操の指導、日常生活で気をつけることなどの指導などを患者様の状況に合わせて行っていきます。

また、肩関節の動きを良くすることへの補助として肩周辺の筋肉の筋緊張緩和を目的とした可動域訓練・ストレッチなども行っています。

リハビリでは、スタッフが利用者様の状態をみながら、その時々に必要なことを見極めながら行っているため、気になることや、この運動はやってもいいのか?といった質問、疑問などあればどんどん質問してくださいね。

脳梗塞リハビリステーション山口では、脳卒中だけでなく整形疾患疾患にも対応していますのでお気軽にご連絡ください。

途中小難しい話も交えましたが、肩関節周囲炎という疾患について少しはお分かりいただけたと思います。 肩が上がらないというのは日常生活をする上で、すごく不便で辛いものだと思います。

肩関節周囲炎は早期に治療を施すことで、すぐに回復できることが多い疾患なのですが、病院に来院される頃には症状が進んでしまっている方が多いのが現状です。

治療が遅れれば遅れるほど、回復するためにかかる時間は長くなってしまうのです。

肩が上がらないという症状が出るものすべてがこの疾患ではないのですが、快適な生活を送るためにも、早くに診察を受け、適切な治療を受けることで早く治ることが多いということを覚えておいてくださいね。

                            それではまた(^_-)-☆












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