足の付け根???

皆さんこんにちは!脳梗塞リハビリステーション山口センター長の三浦です。

今週の2月17日に広島で、脳梗塞リハビリステーション山口が出張体験会を行ってきました(´∀`*)ウフフ

大盛況で、3月にも開催することとなりました。

3月の22日(日)となっていますので、今回体験できなかった方は是非いらしてくださいね。

さて、皆さんは股関節と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?おそらく「足の付け根」という答えが多いのではないかと思います。

それは正しい答えではありますが、実際に股関節がどこに位置しているのか、指で指し示してくださいといえばあやふやになってませんか?

一方、肩や膝などの関節は比較的分かりやすい位置にあるため、日常的に意識がしやすい場所であると考えられます。そのため、痛みや不具合にも敏感になり、対処も早くすることができます。

股関節の的確な位置が分からずその曖昧さが対応の遅れを生み、症状を進めてしまう原因になっている可能性が多くあります。身体の数ある関節の中でも、最も負担を強いられる働き者でもある関節が股関節と言われています。

今回は、股関節の大切さについて今まで以上に意識して頂ければと思います。

股関節は、骨盤の両側にある寛骨臼という大きなくぼみに大腿骨の骨頭が凹凸状にはめ込まれた構造になっています。位置としては、横から腰骨を触って少し下の奥の方になります。両者の接合部は球状に接合されており、この構造を球関節と呼びます。このような形状のため、関節の可動域が広くなり、前後左右に様々な動きを行うことができます。

股関節は上半身と下半身をつなぐ重要な位置にあり、人間の重い体重を支えるとても大切な役割を持つ関節です。さらに、「立つ」、「座る」、「歩く」、「走る」といった日常の基本動作の要になっており、非常に負担のかかりやすい関節だと言えます。実は立っているだけで体重の0.6~1倍、通常の歩行で3~4.5倍、ジョギングで4~5倍、階段の昇り降りで6倍以上の負荷がかかると言われています。この股関節がうまく機能しなければ、自然と腰や膝に負担がかかります。この様な状態が続くと、膝痛や腰痛、肩こり、背部痛などの原因になってしまいます。

その他に、股関節には生命の営みに不可欠な多くの役割があると考えられます。 まず、股関節や骨盤周辺には、下半身の血液循環を担う大腿動脈や大腿静脈という太い血管が通っています。股関節を動かさないと周囲の筋肉がかたくなり、その部分の血流が悪くなります。そうなると、血液を足先まで運び心臓へ返すというポンプ機能がうまく働かなくなります。そのため、冷え性になりやすくなり、足の血管に老廃物が溜まることで静脈瘤の原因になることもあります。 また、股関節周辺にはリンパ液の中継地点である鼠径リンパ節があります。リンパ節は体内に侵入してきた細菌を抑えたり、毒素を取り除いたりなど、重要な働きをしています。リンパ液の流れの滞りは、むくみや疲労、体調不良の原因になると言われています。

このように、股関節の周辺は血液やリンパ液が行き交う要所であり、股関節の機能の低下によりこれらの流れの停滞が起こると、身体に様々な悪影響を起こす可能性があります。

では、股関節の機能の低下は何が原因で起こるのでしょうか?最大の原因は、日本人が昔ほど歩かなくなったからだと考えられます。わずかな距離の移動にも電車や自動車に頼り、普段あまり歩かないという人は多いのではないでしょうか。歩く量が減ると、股関節周囲のインナーマッスルの筋力が落ち、機能が低下していきます。また、歩くという動作は大きな筋肉を動かすことにより、リバースポンプ機能が働き、体内の老廃物の排出を促します。歩かなくなればなるほど、排出機能が低下し、むくみや冷えなどの症状が起こり、内臓機能と代謝機能の低下にもつながります。近年よく言われるロコモティブ・シンドロームを防ぎ健康寿命を長くするためには、普段から股関節を中心に大股で歩いて、股関節に良い刺激を与えて機能を維持させていくことが大切です。

ここで、股関節の機能の強化に有効な運動を3つ紹介します。

腰割り

1.つま先をなるべく外側に開き、肩幅以上に両足を開いて立つ。背筋はきちんと伸ばす。 2.背筋を伸ばしたまま、腰を膝の高さまでゆっくり落としていく。つま先と膝は同じ外側方向を向くようにする。1日10回が目安。

足組みひねり

1.床に座り、右足の上に左足を組む。背筋を伸ばし、両手は頭の後ろに組む。ひじは後ろに開くようにする。

2.のど、胸、肋骨を開くように鼻から深く息を吸い、ウエストを左へひねる。口から息を吐きな がら、ゆっくり体を正面へ戻す。

3.2と同様に息を吸い、ウエストを右へひねり、口から息を吐きながら、ゆっくり体を正面へ戻す。足を組みかえ、左ひねり、右ひねりを繰り返す。

貧乏ゆすり

足を小刻みに動かす貧乏ゆすりは、医学的に“ジグリング”と呼ばれています。貧乏ゆすりは足を小刻みに動かしますよね。その動きに、変形性股関節症の痛みを緩和させ、股関節の関節軟骨の再生を促す作用があるという研究が発表され、話題になりました(´∀`*)ウフフ

ちなみにダイエット効果については、効果がないと考えられます。(;´・ω・)

貧乏ゆすり程度の運動量では、カロリーは消費できないため、ダイエットしたいのであれば、最低でもウオーキング以上の運動量が必要です(笑)

以上のように、股関節は身体の中で非常に重要な働きをしています。そのため、不具合を起こした時に身体に及ぼす影響も大きいものになります。しっかり股関節を動かすこと、痛みや動きなどの不調はないか、普段から少しずつでも意識してみて下さい。

必ずや、長く楽しい人生を送るための助けになってくれるはずです。

                              それではまた(^_-)-☆



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